
DHパイロット とは


国民健康保険団体連合会(以下国保連合会)もしくは、各保険者(市町村国保、国保組合、後期広域連合等)単独にて導入して頂く事により、各保険者の健康・医療・介護情報を用いた様々な保健事業が効率よくきめ細かく実施することが可能となるシステムです。国保中央会(各保険者は国保連合会経由)より配布されるKDB突合データを利用することで、国のマスターデータとの整合性を確保します。そして、自組織の健診・医療・介護の全体状況が一画面で把握でき、そこからドリルダウンにて、被保険者個人ごとの健診・医療・介護の状況が経年で確認できるようになっており、現場の専門職・事務職双方がKDBデータを有効かつ簡易に活用できるシステムとなっています。
また、保険者データヘルス計画に基づいた保健事業活動の効果分析・評価を支援します。
さらに、「高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施」の取組にも寄与するシステムとなっております。
「DHパイロット」は、株式会社ウェルクルとアトラス情報サービス株式会社の共同開発製品です。
※KDB:国保データベース(被保険者情報、医療レセプト情報、介護給付情報、健診情報)
DHパイロットの特徴
直感的な操作性
- メイン画面(コックピット)で、自組織の医療・健診・介護データの全体状況を一画面で把握しながら様々な分析操作ができます。
- 主な分析機能
- 被保険者台帳
- 介護給付情報
- レセプト分析結果情報
- 特定健診・特定保健指導情報
- 健診受診者と医療受診者情報
- 健診と同等検査のレセプト情報
- 最大医療費資源情報
- レセプト疾病検索
- レセプト個別検索
- 4種類の対象者リスト[被保険者リスト・健診リスト・レセプトリスト・介護レセプトリスト]へのドリルダウン機能によりマクロ分析された集計に対して、ミクロ(個人データ)データまでスコープします。
- 4種類の対象者リストから個人をクリックすることで個人詳細として個人の医療・健診・介護情報を経年で一元的に閲覧できます。 (個人経年表表示)
利用の流れ

固定帳票機能
- 各種固定帳票による分析、事業評価がボタン1つで可能になります。※オプション機能(カスタマイズ)
- ドリルダウン機能により簡単に対象者のレセプトリストが表示できます。
- レセプトリストから個人をクリックすることで個人の詳細を表示することができます。(個人経年表示)。
- 保健事業実施対象者の情報入力により、絞り込みをかけた母集団に対する事業評価が行えます。
自由作表機能
- データベースに格納された情報から、自由に集計表が作成できます。
- 対象一覧からドリルダウン機能で個人詳細(経年表示)を確認することができます。
- 個人詳細からレセプト一覧を見る事ができます。
利用の流れ

導入イメージ
KDB突合データ登録の流れ
保険者編

国保連合会編

稼働環境

保険者、連合会間にF/Wが存在し、通信はHTTP(80)のみ許可されているため端末、APサーバ間の通信にはWCF(旧Webサービス)を利用する。
- 1回/月国保中央会より配信されるKDB突合データを本システムに登録します。
- KDB被保険者台帳は国保連合会にてKDBシステムからダウンロードし、本システムに登録します。
- 特定健診等データ管理システムから入手する健診データにて、不足分を補うこともできます。
